宇宙哲学・倫理資本主義

宇宙哲学・倫理資本主義

生きる、仕事をする上での指針となる理念です。
社労士、行政書士、キャリアコンサルタント 業務には根本的に関係すると思います

宇宙哲学・倫理資本主義

最近読んだ本の一部です。驚きました。
信じられないくらい、すばらしい文章です。

 

1,「あなた方の家庭では、お互いに感じている愛をさかんに語り合いますが、あなた方がもっていると称するこの愛そのものが、それ自体他人を縛る所有欲として表れることがよくあります。これ以上、束縛のない状態にある愛に対立するものはありません。ほんとうの愛とは、尊敬とお互いの信頼と理解とを含んでいるはずでしょう。他の惑星で知られて表現されている愛とは、けっして地球で曲解されているようなまちがった所有欲は含んでいません」
2,「私たちは退屈というものを感じたことがありません。一瞬一瞬が楽しく過ぎてす。どんな仕事でもやります。いわゆる労働をする必要が起これば、私たちは全身に喜びと愛をもって行います。私たちの星にも、地球とまったく同じように毎日行わねばならない仕事がありますが、だれもが、そしてどんな仕事でも、同じように尊敬されています。それぞれが奉仕しているからです。欠点を非難する人はいません。たとえその仕事が、いわゆる下賤なものであろうとなかろうと、行われる奉仕に変わりはありません。あらゆる奉仕は等しく認められるのです」
3,「私たちは人間の集りのなかに座れば至福の念を起こすほどに、意識的な知覚力を発達させています。私たちの前に人々が存在することが至福なのです。なぜなら私たちは人々を単に人間とは見ず、人間という形を通じて生きた状態にある”神の英知”として見るからです。人間ばかりか、あらゆるものにたいしても私たちはこのような見方をしています。”神の意識”が最小のものから最大のものまで、ありとあらゆる存在の成長を通して”自ら”を表現していると見ているのです。どんなものも、それを通じ、それを支えている生命がなくては、けっしてそのものたりえないということを私たちは知っています。そして、この生命こそ”神の至高なる英知”だと私たちは考えているのです」
4,現実は心が作り出している結果なのです。現実(結果)を変えていくには心を変えていくしかないのです。
5,「万一、私たちが同胞と命をかけるようないさかいが起こった場合、たとえ好戦的な地球の兄弟とでも相手を殺すことよりも自分自身が滅びるほうを選びます」 ※すばらっしい、これは難しい。

 

 

哲学者マルクス・ガブリエルが語るコロナ後の未来と倫理」 素晴らしいです。

 

コロナ後の経済再構築の軸となるのは彼が提唱する“倫理資本主義”である。
1,「たとえば今、非常に裕福な人たちがコロナ危機に乗じて稼いでいる。彼ら次第ではありますが、得た利益をパンデミックで最も苦しんでいる子どもたちや、恵まれない国の人々に分け与えるべきです。
2,大勢の幸せを優先することは経済成長を緩やかにしますが、今とは違った方法でお金を稼ぐことができる。私はこれを“倫理資本主義”と呼び、ポストパンデミックの産物になり得ると考えています。
3,環境問題や貧困問題などは、グローバル企業が利益を追求しすぎた結果生まれたものである。そしてコロナ禍をきっかけに、倫理や道徳が世界の価値観の中心となる“倫理資本主義“が大切になると語る。
4,富とは単にお金を稼ぐことではなく、善いことをする可能性だと考えるべきです。たとえば、ある程度稼げば人はお金持ちになりますよね。そうなった場合、自分が持つ資源、権力、お金、人脈を投資に回すべきです。
5,最初は近隣住民、次は自国、次は州、さらに大きな地域へ。理想は、豊かではない他の地域や国への投資です。富とは、富を共有する可能性であり、他者のために善いことをする可能性であります。増えた富を倫理観に基づき再分配することを、ゴールとして設定する完璧なインフラなのです。