職務評価と人事評価
ジョブ型雇用、同一賃金同一労働、の言葉の理解のためには「職務評価とは?」の理解が必要です。
職務評価は仕事、人事評価は人を評価します。
職務評価=仕事の評価、つまり難しい仕事か簡単な仕事か、誰でもできる仕事か、経験を積まないとできない仕事か、ということです。
賃金を職務で決めると、例えば、庭の掃除は1000円/時間、脳手術は、数万円/時間 というように決めていきます。
→「同一労働同一賃金」:つまりこの仕事をする人には、〇〇円支払う、となるわけです。
→「ジョブ型雇用」:この仕事をする人を雇うという、雇用方法です。
人事評価は人の評価も含みます。よく頑張ったか、みんなと仲良く仕事できるか、というように人間性も含んで評価します。また勤続年数を評価に入れる場合も多いです。
これだけの話ですと、職務評価がシンプルでいいように思いますね。でもある仕事がなくなったら、すぐ解雇とか、チームワークが必要な仕事でチームワーク能力をどう評価するか?
現実はシンプルではありません。
ですから、現実には人事評価の一部分に職務評価を用いて、賃金等を決めていく場合が多いですね。